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ついに禁断の果実にかみついた。日本サッカー協会は24日、人気グループ「EXILE」が
岡田ジャパンの応援ソングを制作することを発表した。発売は来年の春を予定している。
EXILEとのコラボレーションはこれまでのサッカー日本代表ではありえなかった話だ。
というのも、同代表は特定のイメージがチームカラーとして先行することを避けるため、
「特定の芸能人の応援ソングはこれまではずっとお断りをしていた」(協会関係者)からだ。
その岡田ジャパンが頼りにしているのは、やはりEXILEの人気にある。南アフリカW杯
1次リーグでは苦戦が予想されるうえ、日本代表人気の低迷を指摘する声もあり
W杯イヤーの来年に向けてのサッカー景気回復策でもある。
実は、岡田武史監督(53)のカラオケの十八番は南こうせつ(60)だ。
サッカー関係者の間でも「飲み会の席でお願いすれば歌うよ。顔もそうだけど、
なかなか似ている」(関係者)と有名だ。
その岡田監督が数カ月前にEXILEのリーダー・HIROさん(40)と会食する
機会があり意気投合した。異色のコラボを実現させた理由について、
「ただ歌を歌ってお金を稼いでいる人たちとは違う。哲学をもっている
すごい人たち」と説明している。
「コーラスの参加? それはないよ。歌は下手だし。オレはサッカーの監督だから(笑)」
と岡田監督。残念ながら「オカザイル」の誕生とまではいかなかったが、「メンバーは14人」
とEXILEトリビアで胸を張る場面もあった。
岡田監督の音楽人脈では、「名前が同じだから」という縁でミスター・チルドレンの
プロデューサー小林武史氏(50)とも親交がある。残念ながらミスチルとは実現しな
かったが、岡田監督にとっては待望の音楽界とのコラボでもあった。
「クリスマスイブは、家内(夫人)と一緒に過ごします。EXILEを聞く?
そういうことにしておいてください」とニヤリ。今年の岡田監督の聖夜はEXILEを
聴きながら、W杯に思いを寄せる一夜になったことだろう。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
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