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世界一強い男なのに…。WBC世界バンタム級で10度目の防衛を果たした
長谷川穂積(29)=真正=。挑戦者を4回TKOでリングに沈めた試合後、
あることがとっても気になっていた。
「あしたは1面? 他にスポーツないやろ。1面間違いなしやね?」
試合後の会見。多くの報道陣を見渡しながら、何度も念を押した。というのも、
関西圏ではプロ野球・阪神の人気が絶大。当然、各紙スポーツ紙では毎日のように
阪神関連のニュースが1面トップを飾る。ボクシングが大きく扱われることは極めてまれ。
それは、いくらV10王者といえども例外ではないのだ。
とくにわがサンスポはその色が濃い。過去の防衛戦では1面で扱わなかった
ときも多々あった。王者もその辺は熟知? しているようで、試合前から何度も
伏線を張っていた。たとえば試合数カ月前、スパーリングの取材に行くと
「『長谷川、スパーリングで軽快な動き』で1面か?」。ジムで原稿を書く私の
背後で耳打ち。「いや、きょうはちょっと…」。そういうやりとりが何度あったことか。
だが、今回のV10戦は堂々の1面。試合開始前から大量の原稿発注。
これまで若干の後ろめたさを感じていた私にはうれしい悲鳴となった。
結局、1面と5、6面という構成になったのだが、きっと王者も喜んでくれたことだろう。
試合翌日の一夜明け会見。「きょうは大きく扱ってくれてありがとうございました」
と集まった報道陣へ向けて笑顔を見せた王者。いまや関西を代表するスポーツ選手。
余計な心配はもう必要ないかもしれない。(恵濃大輔)
ソース:SANSPO.COM(12/23 10:13)
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