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●福盛
評価されたのは、野球の成績だけではないようだ。
楽天の抑え、福盛(33)が17日に契約更改を行い、年俸440万円から10倍以上となる
5000万円に一発サイン。満面の笑みで会見場に現れた福盛は「(08年に移籍したレンジャーズ
から今季日本に)帰ってきたことはいい決断だったと思う。欲がないから野球に集中できた」と話した。
福盛はレンジャーズを自由契約になり、6月に古巣の楽天に復帰。今季35試合に登板し、
7勝1敗10セーブ、防御率2.18の数字を残した。しかし、福盛といえば何といっても日ハム
とのクライマックスシリーズ(CS)初戦の九回裏の投球だ。
4点リードの九回裏にマウンドに上がったが、スレッジに劇的なサヨナラ逆転満塁弾を浴び、
勝ち試合を落とすとともに、チームを意気消沈させた。
楽天はその後も気勢が上がらず、結局1勝4敗で敗退した。
そんなダメストッパーがなぜ大幅アップなのか。
「当時、球団フロントが困っていたのが、解任に不満を持つ野村監督の処遇。
万が一、日本シリーズにでも出場されたらますます抵抗するだろうし、ファンも残留運動を
起こしかねない。福盛が打たれたことは野村采配にも疑問符がつけられたし、
球団の監督切りをやりやすくしたのは否めません」(球団関係者)
当初、野村監督は福盛取りに反対。仙台での試合後、ホテルで待つ福盛に頭を下げられて
シブシブ入団に「ゴー」サインを出した。それがまさかこんな形で裏切られるとは夢にも思わなかったろう。
今季を「話題を提供できないよりはよかった」と振り返った福盛。
CSのサヨナラ満塁被弾は“勲章”とでも思っているかもしれない。
(日刊ゲンダイ2009年12月18日掲載)
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