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石川遼は「341億円」
「経済効果」は信じていいのか
「石川遼の経済効果は341億円」―こんなビッグな金額の試算が明らかになった。
日本はデフレ不況ですっかり“巣ごもり”状態にあるだけに、久しぶりに景気のいい話題だ。
経済効果には、オリンピックや巨人、阪神、W杯、WBCなどのスポーツものから、
定額給付金、高速道路無料化、さらには成田と羽田を結ぶリニアの経済効果など
政策にからむものまであるが、気になるのは信憑性。専門家に聞いてみた。
「経済波及効果を求める場合、マクロ的な観点から数字をつくる手法と、ミクロ的な視点から
材料を積み上げる手法とがあります。石川や野球などのケースは、ミクロ的な視点での
アプローチになります」(第一生命経済研究所主席エコノミストの嶌峰義清氏)
たとえば、石川が出演しているCM企業の売り上げ増、契約金、ギャラリー数の増加などを
含めた直接効果。これに利用者がゴルフ場などに落とすお金など、もろもろの波及効果を
加えてはじき出すわけだ。
「オリンピックのように繰り返し行われるケースでは、前回の予測を踏まえた上で、
直近の1人当たりの消費の伸びを加味して試算します」(前出の嶌峰義清氏)
では、どの程度当たるのか。
「8割は外れるといっていい」
証券アナリストはこう言って続ける。
「1000億円超とされたクールビズ効果は、省エネのマイナス効果が考慮されていなかった
ために相当小さかったと見られています。外れるのがわかっているから、経済効果を
検証することはありません」
もっとも、高速道路や空港など“事業ありき”で国が進める諸施設の需要見通しほど
ヒドくないとか。経済効果って何のためにあるのか?
2009年12月19日発行の日刊ゲンダイより
(>>2以降に、関連スレ)