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「国体」と「人工芝」
ロッテは17日、瀬戸山球団社長、石川副代表らが千葉市役所を訪問。02年オフ以来の
千葉マリンスタジアムの人工芝の張り替えを改めて担当職員らに要望した。
同席した石川副代表によれば「(球場施設を所有する千葉市は改修のための)努力は
してくれると言ってくれたが、千葉の財政が厳しいみたい」と話し、年明けの1月初旬にも
選手会長であるサブローらとともに改めて市側に要望する予定だという。
とはいえ、千葉市は来年度だけでも約270億円の税収不足が見込まれている。そう簡単に
スポーツ施設の予算は計上できないはずだが、ある事情通は「だからロッテは、国体予算で
何とかして欲しいのです」と言って、こう続ける。
「来秋、千葉で国体(9月25日~10月5日)が開かれる。その開会式会場が、国体史上初めて
野球場で行われる。その球場が千葉マリンなのです。開会式には天皇陛下、各界の重鎮らが
列席の予定ですから、それまでにボロが見える個所などを改修する必要がある。その予算の中に、
損傷の激しい人工芝の張り替え分もちゃっかり入れてもらおうと考えている。それで不足する分は、
ロッテが負担してもいいという考えのようです」
天皇陛下が来場するとあれば、施設改修にも大義名分がつくうえ、予算も通りやすいという
考えなのだろうが、昨今は税金の使い道には市民の目も厳しくなっている。ロッテの思惑通り
事は運ぶのか。
2009年12月18日発行の日刊ゲンダイより