09/12/18 16:15:06 0
クラブW杯がUAEで開催されている。サッカーファンの方なら開催されていることを
当然知っていると思うが、開催地が日本からUAEに移ったことで、日本国内での露出は
例年に比べ少なく、注目度が低いことは言うまでもない。サッカーファンでも、
気がついたら試合をやっていた、というような人も多いんじゃないかな。
「クラブチームのW杯」と謳うには、あまりに寂しい状態だ。
その寂しさは現地UAEでも変わらないようだ。日本開催時は1回戦でもそれなりに
観客が入っていたが、UAEの人々はより正直なのだろう。アジアやアフリカ代表の
チームの試合にはまったく興味がないといった様子だ。南米代表は強いが、
残念ながらお客を呼べない。
それでも、真打ちともいえるヨーロッパ代表のバルセロナの登場で、16日の準決勝は
たくさんお客さんが入ったようだ。計算されていたことが、そのとおり起きたわけだ。
バルセロナは確かに強かった。世界ナンバーワンともいえるそのサッカーで、
詰めかけた観客やテレビの前の人々を大いに魅了してくれたね。
しかし、本当にこれでいいのだろうか。果たしてこれが「W杯」なのか?
この大会は、前身のトヨタカップの規模を拡大して造られたものだけど、クラブ世界一を
決める大会という大義名分を盾に、FIFAと日本サッカー協会の前会長(現名誉会長)によって、
完全なるビジネスとして生み出されたものだ。
日本で開催したときは、カズや岩本テルをオセアニア代表チームに入れて話題性を作り、
無理矢理盛り上げてきた。カズや岩本に罪はないけど、W杯と称するには、
あまりにサッカーの本質からかけ離れた大会だ。
(続く)
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