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14日の契約更改交渉で500万円アップの年俸1億1000万円を保留した
3年連続盗塁王の西武・片岡易之内野手(26)が17日、24日に決まった2度目の
交渉を前に早くも越年宣言した。
「多分、次回もサインしない。WBCでのねぎらいの言葉もなかったし、盗塁王の価値が
分かっていない。(交渉は)年越しです。戦います」
クリスマスイブのプレゼントとはなりそうになかった。初交渉から3日が経過しても、
球団への不満、不信感は募る一方。西武第2球場での自主トレを終えた片岡は興奮気味に
まくし立てた。今季は3月のWBCで日本代表の連覇に貢献し、シーズンでも両リーグ最多の
51盗塁でタイトルを獲得。しかし、打率・260から球団側の評価は「1番打者としてはこういう評価」と
500万円の“微増”だった。
一方で本塁打、打点の2冠を獲得した中村が8000万円アップしたことを挙げ「三瓶(中村)の
本塁打と同じように、ファンは僕に盗塁を期待している。毎年、100盗塁以上しているのは西武くらいで、
それを引っ張っているわけだから」と自負心をのぞかせた。
チーム内には片岡だけでなく涌井、中島、細川ら主力選手の保留が続出。特にリーグトップの
16勝を挙げ、先発投手最高の栄誉である沢村賞を獲得した涌井も「(この球団は)沢村賞の凄さを
分かっていない」と憤慨。昨季は4年ぶりの日本一奪回でバラ色のオフとなったが、4位に低迷した
今季は一転。大荒れとなってきた。
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自主トレを行う西武・片岡 Photo By スポニチ
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