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Jリーグ初挑戦の1年で見えたファジアーノ岡山の課題や展望を5回の連載で探る。
■(1)最下位は妥当な結果でしたか?
ファジアーノ岡山のJ2初年度の成績は8勝31敗12分。
18チーム中、最下位に沈んだ。総失点84はリーグ最悪、総得点40もワースト2位だ。
「選手の市場価値が明確に決まっているサッカー界は、
年俸総額でチームの強弱がおおむね決まる」(木村正明社長)
ファジアーノによると、J2でプレーする選手らの平均年俸は約600万円。
「それだけの選手を11人そろえて初めて、J2で真ん中に行ける計算です」と木村社長。
岡山の選手らの平均年俸は、これに遠く及ばない。
選手もJFLとのレベルの違いを痛感した。「ゴール前でのプレーの精度や1対1など、個人の能力が劣った」とMF小野。
MF喜山も「ペナルティーエリア内で求められるプレーの質がJFLとは違った」と振り返る。
そこで岡山が活路を求めたのが、個人の能力を補う「組織力」の構築だ。
例えば、守備では前線の選手がいち早くプレッシャーをかけ、相手に攻撃する方向を限定させつつ縦への攻撃コースを封じる。
そうして相手の攻撃を遅らせた間に守備ブロックを作り、ボールを奪う―。
連動した守備ができた試合では、選手らは手応えを口にした。
だが、それを継続できなかったのが低迷の原因だ。手塚聡監督は「続けてできるだけの、本当の力にはならなかった」と分析。
DF野本も「メンタル面も含め経験不足。個人もチームも幅が足りなかった」と話す。