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福岡は自主再建-。J2アビスパ福岡が13日、福岡市中央区の市民会館でサポーターとの意見交換会を開き、
酒井龍彦専務と森下仁之チーム強化統括が、2012年までの3カ年計画でJ1に昇格する方針を掲げた。
サポーターからはクラブワーストの11位に終わった篠田善之監督や都筑興社長の続投に疑問の声が相次いだものの、
酒井専務は「継続性を重視した」と説明。福岡版"再建計画"に理解を求めた。
■財務改善を優先
J1復帰へ我慢を重ねる。福岡は成績低迷に加え、今季の決算で約1億2000万円の赤字が見込まれる厳しい状況。
酒井専務は「財務体質を強固にしないとJ1で戦うのは困難。経営もチームも来年は基礎を固めたい」と立て直しを誓った。
来季の年間予算は約2億円減の9億円前後となる予定で、無理な選手補強はしない考え。
下部組織から毎年1―2人をトップチームに送り込む育成重視のスタンスを保つ。
財政面では現在6人体制の営業部門を増員させるなどし、
3年後にはJ1で残留を争える20億円前後の年間予算を確保していくという。
経営陣への風当たりは厳しい。240人が出席したサポーターからは「J2下位のチームから何を継続するのか」などと不満が続出。
経営陣が短期で交代してきたクラブの歴史から「中期計画を聞いても計画の結果は聞いたことがない」と不信感を抱く声も出た。
「チームは布陣を変更してから成績が上昇した。人が代わっても方針がぶれないクラブをつくる」。酒井専務は賛同を求めた。
3カ年計画とはいえ、来季の昇格をあきらめたわけではない。森下チーム強化統括は「選手は必ず勝ちたいし、昇格を狙っている。
現場と会社で(目標に)ずれが出る点は理解してほしい」と説明。現場に結果を求めつつ、地道に身の丈を大きくしていく。