09/12/12 15:05:33 0
巨人の“楽天たたき”が注目されている。7日に行われた実行委員会で日本プロ野球組織(NPB)が楽天に対し、
球界参入時に約束した本拠地・Kスタ宮城の改修を要望した。が、この裏には巨人の思惑が見え隠れ。
「なぜ巨人は楽天を目の敵にしているのか」という声があがっている。
今季、球界参入5年目の楽天が初めてAクラス入り。日本シリーズ出場の可能性が出てきた際に、
2万1000人程度しか入らない本拠地球場の収容能力が問題視された。財政難のNPBにとって、
最大のイベントである日本シリーズの収入は最重要事項だ。今年は楽天の日本シリーズ出場はなかったが、
来年以降も問題は残る。そういう観点からすれば、収容2万8000人に増設する改修要望は当然といえば当然だろう。
が、7日の実行委員会が終わった後、鬼の首を取ったかのようにこの問題を明かしたのは巨人だった。
「なぜ巨人は楽天の球場収容人員増問題に関し、あれほどムキになっているんだろう」と、
他球団関係者は首をひねる。楽天側が2万8000人を努力目標としてとらえ、
「前向きに順次、増席を検討する」というのは、現実的な対応だからだ。
この大不況の中で、2万8000人収容できるように増席しても、ペナントレースで空席が増えれば
球団経営は苦しくなるだけだ。現在の収容能力が楽天にとってベターな状態であることは間違いない。
人気低迷傾向の巨人も人ごとではないはずだが、それでも楽天を目の敵にしているのはなぜか。
パ・リーグ理事会の来年の理事長に楽天の井上智治オーナー代行が続投するように、
楽天がリーダーシップを握りつつあることに脅威を感じているのではないか。
パ・リーグもセ・リーグにならって来季から本塁打判定に関し、最終的にはビデオ導入を決めたが、
井上オーナー代行は一時は「審判の判定で十分」と反対の方針だった。
かつての球界盟主の座の復活を夢見る巨人にとっては、楽天は目の上のタンコブ的な存在なのだろう。
(>>2以降に続く)
ソース:ZAKZAK
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