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「疎外感」とでも言おうか。12月4日、南アフリカ・ケープタウンで行われたW杯1次リーグ
組み合わせ抽選会でのことだ。囲み取材後、同組に入った監督同士が手を取り合い
一緒にカメラに収まる“恒例行事”に、岡田監督の姿はなかった。
国際サッカー連盟(FIFA)の誤誘導で、岡田監督は宿舎に戻ってしまっていた。
手違いだったのだから仕方ない。悲しかったのは、そんな「1人足りない状況」にも、
他国のメディアからほとんど不満の声が上がらなかったことだ。
翌々日には、さらに屈辱的な出来事が指揮官自身の口から明かされた。
抽選会前日、岡田監督はオランダのファンマルウェイク監督と歓談したのだが、
相手は途中まで自分のことが誰だか分かっていなかったのだという。
「『日本の監督は誰だ?』って。試合前に握手したのにね。その程度にしか
思われていないんだよ」。オランダと親善試合を行ったのは、わずか3カ月前である。
4年前は違った。ドイツW杯の組み合わせ抽選会を取材した記者によると、
主役はブラジルのパレイラ監督でも豪州のヒディンク監督でもなく、日本のジーコ監督だった。
母国との対戦という付加価値があったとはいえ、どの国のメディアも“ジーコの声”を聞きたがった。
現指揮官の知名度の低さを嘆きたいわけではない。
4年前の日本は「あのジーコが率いるチーム」だったから注目されただけ。
日本サッカー自体は、いまだ世界で確固たる地位を築けていないということを思い知らされたのだ。
それはそうだろう。日本はW杯で自国開催の2002年大会を除き勝ったことがない。
今回同組に入ったオランダ(3位)、カメルーン(11位)、デンマーク(26位)の
FIFAランクをすべて足しても、日本の43位より小さい。結果を出していない以上、
相手に「確実に勝ち点3が計算できる相手」とみられても、反論できない。
(>>2以降に続く)
ソース:MSN産経ニュース(12/11 22:07)
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