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サッカーのモンテディオ山形がJ1元年を終えた。残留を果たした今季の通算成績は10勝9分け15敗、順位は15位。
39の勝ち点を積み上げた。激戦を繰り広げた今シーズンを振り返り、「J1定着」へ、勝負の2年目を迎える来季の課題を探る。
開幕ダッシュ、降格圏一度のみ
「ここに来てボロボロ。最終戦までもつれたら大変だったよね」。
残留が決まった第33節名古屋戦後、オフを経て練習を再開したチームは、けがや体調不良などで多くの選手を欠いていた。
満身創痍(そうい)だと言いたげに、練習後、記者に囲まれた小林伸二監督の言葉には強い安堵(あんど)感がにじんだ。
残留決定を目前としながら最後まで試練の時が続いた。初のJ1で繰り広げてきた激闘に、チームには確実に疲労が蓄積。
苦しみながらも結果を残すことができた要因の1つに、スタートダッシュの成功が挙げられる。第1節で磐田を相手に6-2で大勝。
開幕5試合で3勝1分け1敗、一気に勝ち点10を稼ぐことに成功した。
その後も好調を維持し、第9節までに喫した黒星はわずかに「2」。
名古屋や鹿島のビッグクラブを相手に引き分けに持ち込むなど、貴重な勝ち点をもぎ取った。
「相手の攻撃が90分間続くかというとそれは少ない。抑えられればチャンスが回ってくる」と手応えを口にしていたMF宮沢克行。
チームとして徐々にJ1に慣れたことが、勝ち点の上乗せにつながった。
開幕ダッシュに成功し、今季はほぼ降格圏(16位以下)に沈むことなく戦い続けた。
第16節で浦和に敗れて16位に転落。だが翌節(対横浜M)で勝利を挙げ、すぐさま脱出した。
横浜に2-1で逆転勝ちを収めた際、小林監督は「降格のラインが引かれた場所にいるとプレッシャーが掛かってしまう。
抜け出すことができて良かった」と勝利の価値を口にした。
以降、一度も降格圏に足を踏み入れることなく戦った今季。
メンタル面で余計な重圧を抱えずに試合に臨めたことが大きかった。 (つづく)