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鈴木良平が斬る 甘い青写真
日本代表1次リーグ突破描く
●ベスト4は夢のまた夢
「代表チーム関係者もサポーターも“オランダとカメルーンと引き分けてデンマークから
勝ち点3を獲得して1次リーグ突破”という青写真を描いているだろうが、あまりにも甘い見通し
と言うしかない。デンマークにはスーパースターはいないが、戦術理解度の高い選手が多く、
チームの完成度はE組の中でベストです。個人的にアーセナル所属の21歳FWベントナーに
注目している。身長193センチでヘディングの打点の高さは驚異的。運動量も豊富でサイドに
開いて中に切れ込み、シュートに持ち込んでいくプレーは迫力がある。日本DF陣がベントナー
を止めるのは、これはもう至難のワザです」(ドイツサッカー協会公認S級コーチ・鈴木良平氏)
オランダは“万年優勝候補”と呼ばれ、FIFAランク上位国の中でスペインと並んで
W杯優勝経験のない国である。ここ一番の“勝負弱さ”が原因だが、それでも日本相手に
番狂わせが起きる可能性は非常に低い。
「アキレス腱は“高齢化したDF陣”です。CBオーイエルが35歳、左SBファンブロンクホルストが
34歳。CBマタイセンも29歳です。GKステケレンブルフも、名手ファンデルサールと比べると
見劣りする。もっとも、日本のFW陣がオランダDFを相手に何点取れるか? と言われると
厳しいと答えるしかない。勝機は非常に薄い」(鈴木氏)
カメルーン選手の身体能力の高さは、改めて言うまでもないだろう。抽選会の前から
日本サッカー協会は「アフリカ諸国に声を掛けて本大会前に強化試合を組もうと必死に
なっている」(サッカー記者)ともっぱら。
「G組が“死の組”と言われているようだが、日本の入ったE組も、十分に死の組を名乗る
権利がある。オランダ、デンマーク、カメルーンによる決勝トーナメント進出2カ国争いは、
かなり熾烈(しれつ)なモノが予想される。日本? 残念ながらカヤの外です」(鈴木氏)
ベスト4は夢のまた夢でしかないのである。
2009年12月5日発行の日刊ゲンダイより
(>>2以降に、関連スレ)