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松井秀の外野復帰アピール、ヤ軍は“無視”
2009.12.5 05:00
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【ニューヨーク３日（日本時間４日）】ヤンキースからＦＡとなった松井秀喜外野手（３５）の
外野復帰アピールが、球団側に“無視”された。
松井秀は１１月３０日（同１２月１日）にニューヨーク市内の病院で、昨年９月に手術した
左ひざの検査を受けた。しかし、ヤ軍のブライアン・キャッシュマンＧＭ（４２）はサンケイスポーツに
「診断書は取り寄せていない」とコメント。外野復帰の判断材料となる診断書を見ていないことを明かした。
同ＧＭが、外野復帰を完全否定しているのは残留交渉への影響を避けるためだ。
松井サイドが求める「外野手としての評価」を認めれば、相場的にも年俸を今季の
１３００万ドル（約１１億４０００万円）から大幅に下げることは困難。ＤＨでは高額となる
年俸７００－８００万ドル（約６億２０００万円－７億円）で引き留めたい考えなのだ。
ヤ軍はこの日、キャンプ地のフロリダ州タンパで球団首脳会議を行った。同ＧＭや
ジョー・ジラルディ監督（４５）以外に、ハル・スタインブレナー共同オーナー（４０）や
“ボス”の異名を持つ父親のジョージ氏（７９）も出席。約２時間の話し合いを終えた
同ＧＭは「まだ、だれとも交渉していない」と発言したが、すでにゴジラとの水面下での“銭闘”は始まっている。