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「ありがとう」の意で「だんだん」を方言として用いる地域は西日本各地にある。
列挙してみると、鳥取県西伯郡、島根県、山口県大島、高知県幡多郡、福岡県博多、熊本県、大分県直入郡、宮崎県高千穂などである。
そもそも、「だんだんありがとう」の表現は、『日本国語大辞典』によると、天明年間(1781~89)頃から京都の遊里にはじまった挨拶語ということである。
つまり、「だんだん」は、江戸時代中期に京都に派生した挨拶語「だんだんありがとう」が全国に伝播し、日本海側、中国、四国、九州において方言として定着した。
定着する際に、西日本各地では「ありがとう」が省略されて「だんだん」のみで感謝の意を示す言葉になったと言えるのである