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ＪＦＬ昇格チームを決める全国地域リーグ決勝大会（地域決勝）の決勝ラウンドは
４日、長野県松本市のアルウィンで２試合が行われ、日立栃木ウーヴァスＳＣが横浜
スポーツ＆カルチャークラブ（ＹＳＣＣ）に２－１で、ツエーゲン金沢が松本山雅ＦＣに
０－０からＰＫ戦で、それぞれ勝利した。
この日の注目はやはり、第２試合の松本対金沢の一戦。共に将来のＪリーグ入りを
目指すクラブであり、北信越リーグでのライバルであり、そして今大会に出場するため
に全社（全国社会人サッカー選手権大会）を勝ち抜いて「全社枠」で出場しているチーム
同士の対戦である。
松本は、先の天皇杯２回戦で浦和レッズに２－０で勝利して、今や全国区での知名度を
得たチーム。対する金沢も、元Ｕ－２３日本代表の根本裕一をはじめ、Ｊリーグ経験者を
多数そろえる、およそ４部とは思えぬ豪華な陣容である。
今大会の優勝候補と目される両雄は、いきなり決勝ラウンド初戦で雌雄（しゆう）を決する
こととなった。ちなみに松本と金沢は、今季は北信越リーグで２試合、全社の北信越予選、
そして全社決勝で対戦しており、結果は２勝２敗の五分。お互い手の内を知る者同士だけに、
やりにくい試合であることは明らかであった。
（>>2以降に続きます）
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金沢のＧＫ木寺。この日は何度もファインセーブを見せて、チームの窮地を救った【宇都宮徹壱】
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