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【アナザーストーリー】
シーズン中には書けなかった「グラウンド外のメジャーリーグ」を紹介する、
オフ恒例の記者コラム『アナザーストーリー』が今年もスタートします。
第1回は今季12試合の登板で4勝6敗、防御率5・76に終わったレッドソックスの松坂大輔投手(29)。
怪物を悩ませた2度の故障者リスト(DL)入りの“真実”とは-。
2009年、怪物は舞台に上がらなかった。いや、上がれなかった。
松坂をDLへ追い込んだ『右肩の違和感』。その違和感とは何なのか-。
レッドソックスの前田高典トレーナー(49)によると「(松坂の右肩は)“空洞”になっていた」
状態で今季の大半を過ごした。分かりやすく言えば、右肩の筋肉が緩みっぱなしだった。
「突貫工事で肩を作った」(松坂)という3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。
エースとして連覇に貢献したが「WBCで肩の(筋肉の)貯金を使い果たした」と前田氏。
松坂は投げ込むことで肩の筋肉を強化する。しかし、レ軍の球数の徹底管理もあり、
投げ込み不足のまま、例年よりも早い実戦登板を強いられた。
その結果、シーズンに反動がきた。
「肩が緩んだままだった。試合で投げ続けていれば強化できたけど…」と前田氏。
緩みからくる違和感は、投げ込みで消えていくことは経験から分かっていたが、
レ軍側の解釈は「故障の前兆」。4月15日にDL入りを命じられた。
球団から違和感除去のため「約2週間のノースロー」の指示を受けた。
肩の筋肉は再び緩む。5月22日の復帰後、結果が出るはずもない。
「肩が緩んでも球速は出る。でも大輔らしい重い球は無理。それでは通用しない」(前田氏)。
6失点KOとなった6月19日のブレーブス戦後、松坂は自らエプスタインGMに2度目のDL入りを直訴した。
(>>2以降に続く)
ソース:SANSPO.COM(12/03 05:30)
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WBCで力投する松坂。ここから“違和感”との戦いが始まった
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