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松井秀「マリナーズ移籍」だけは100%あり得ない
他の29球団は可能性ゼロじゃないが
●ヤンキースは年俸調停回避
ヤンキースが1日(日本時間2日)、松井秀らとの年俸調停を回避した。ヤンキースは3日から
フロリダ州タンパで行う編成会議を経て、FA選手との交渉に臨む。松井がヤンキースに残留する
可能性は低いが、球団が譲歩して松井に外野のポジションを用意すれば、支障はなくなる。
再契約にあたって、本人が最優先するのはポジションの問題だ。次に優勝争いする可能性の
あるチーム。そして最後にカネだ。それが弱小球団であっても、松井にポジションを用意すれば
可能性はゼロではない。
しかし、地元ニューヨーク紙の記者や代理人関係者の話を総合すると、たとえ松井のために
ポジションを空けても、ここへの移籍だけは100%ないという球団がひとつだけある。
マリナーズだ。
11月のGM会議に出席したズレンシックGMはチームの補強ポイントに関して、
「もっと点を取らなければならない。それは明らかで、それは秘密でもなんでもない」と発言。
必要なのは打点を稼げる選手で、中でも手薄なのは左翼とDH。すでにDHのケン・グリフィーと
年俸約1億8000万円の1年契約を結んだが、今季19本塁打、57打点の39歳に多くは
期待できない。水面下ではFAになった松井の動向を探っているが、さる代理人関係者に
よれば「松井はイチローのいるチームにだけは行かない」そうだ。
松井とイチローはかつて、それほど険悪ではなかった。オフに対談したこともある。
しかし、06年の第1回WBCを境に、亀裂は決定的になった。出欠をめぐって
意思の疎通を欠いたとウワサされる。
それがホントかウソかは分からない。だが、06年のWBCを機に、2人が球場で会っても
挨拶すらしなくなったのは紛れもない事実。今年も去年も、ヤンキースはマリナーズと3度ずつ
対戦。挨拶するチャンスはいくらでもあったが、グラウンド上での接触は一度もなかった。
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2009年12月2日発行の日刊ゲンダイより