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(>>1の続き)
それから1年が経過し、冬季五輪(カナダ・バンクーバー)まであと2カ月に迫った。
ところが、両者の立場が一転した。キム・ヨナは09年の4大陸選手権と世界選手権を
制覇するとともに、今季のGPシリーズの2大会で優勝し、GPファイナルの出場権を
いとも簡単に手にした。奇しくもGPファイナルの会場は4年前、浅田がGPファイナル
を制した代々木第一体育館だ。
キム・ヨナが1日、練習拠点のカナダ・トロントから東京入りし予行練習を行ったのに対し、
浅田は母校・中京大のアイスリンクで「コーチなし」で練習しているといった有様だ。
GPシリーズでミスを連発し、ファイナルの出場権を逃した。
浅田を指導するタチアナ・タラソワ・コーチ(ロシア)は今もロシアに留まっている。
日本では「浅田のコーチを変えるべきだ」「浅田がモスクワに行くべきだ」など
世論が二分している。日本スケート連盟の橋本聖子会長は数日前に浅田と面談し、
「選手自身が誤った部分を分析している」と述べただけで、スランプ克服の対策を
提示することはできなかった。
浅田は、今月末に行われる日本国内の選手権で優勝しなければ、五輪への出場権
を得ることができない身となってしまった。もっとも日本スケート連盟はどんな形であれ、
国民的スターの浅田を五輪に送り込むだろうが、現在の浅田の姿は見るに忍びない。