09/12/02 19:49:49 0
ヤンキースからFAとなった松井秀喜外野手(35)の去就に、出口の見えない
米国の不況が色濃く影を落としている。昨年同様、各球団のベテランFA選手への
投資意欲は低く、交渉の長期化は必至。松井の背後にあるジャパンマネーに対する
評価も下がりつつあり、依然として移籍市場で松井は苦戦が続くことになりそうだ。
大リーグのストーブリーグは、来週のウインターミーティング(7-10日)を前に
完全に動きが止まっている。ヤンキースのキャッシュマンGMは、今週、オーナーの
スタインブレナー一族と最終的な来季の経費確認をしてからミーティングに臨む。
ニューヨーク・タイムズ紙(30日付)は、「大リーグのオフシーズンは荒廃している。
ウインターミーティングが始まったとしても、各チームの補強合戦は大きな動きを
みせそうもない。ヤンキースは、まだなにも急ぐ必要がなく、松井らへの条件提示は
今月中旬以降。しかも予算が許せばの話だ」としている。
ヤンキースは、松井を積極的に引き留めたい場合は、1日までに年俸調停を
申請しなければならないが、同日、それを見送った。旧所属球団が引き留めなかった
FA選手(ノンテンダーFA)が出そろう今月12日以降、あらためて他球団と横一線で
条件提示をするものとみられる。
一昨年までは、FA選手の売り手市場でウインターミーティング中には続々と
移籍が確定したが、昨年9月のリーマンショック以降、各球団の財政は極端な緊縮傾向にある。
ストーブリーグは長期化し、金満ヤンキースですら、今オフは出費を控える方向だ。
しかも大リーグのFA市場は高齢化も進んでおり、高額契約を要求するベテラン選手
が増加の一途。獲得交渉は長期化する一方だ。今オフの「FAビッグ3」といわれる
エンゼルスからFAとなったラッキー投手らの移籍が決定しないと、その次にランク
される松井の交渉は本格的にスタートしない。
(>>2以降に続く)
ソース:ZAKZAK
URLリンク(www.zakzak.co.jp)