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やっぱり世紀の大凡戦に終わった内藤・亀田戦
弱い相手と戦ってきたツケ
●WBC世界フライ級選手権
アナウンサーのバカ騒ぎ、盛り上げのむなしさだけが残ったのが内藤大助(35)と
亀田興毅(23)のWBCフライ級選手権だった。亀田が判定3-0で新王者になったが、
肝心の試合内容はというと「世紀の大凡戦」。
まずは亀田。数多くの世界戦を組んできたマッチメーカー、ジョー小泉氏が
「消極的なカウンター戦法で勝ったのは画竜点睛を欠く」と言ったように、専門家の
評価は高くない。ボクシングに詳しいスポーツライターの織田淳太郎氏もこう言う。
「まず、猪突猛進だったかつてより成長はしても、06年8月に判定勝ちしたランダエタとの
再戦で見せたようなヒットアンドアウェーや足の使い方は影を潜めた。負けに来たような外国人
とばかりやって、本当のボクシングを知らない経験不足が出たのだと思います。亀田は試合前、
内藤を『(世界王者だが実力は)日本一(レベル)』とこき下ろしていましたが、まさに日本タイトルか
世界前哨戦レベルでしょう。亀田は次戦で暫定王者ポンサクレック(タイ)との対戦が義務付け
られていますが、世界王者というなら、これに勝ってからにしたほうがいい」
6回目の防衛に失敗した内藤も、「ランク下位の選手を選んで防衛してきたツケが回った」と
もっぱら。衰えも隠せず、今まで以上のトレーニングを積んできたとはいうが、防御を固める
亀田を追う足はなかった。もともとトリッキーなスタイルで相手を惑わし勝ってきたボクサー。
それが亀田のノーモーションで打ち込む左を何度もまともにもらうディフェンスの甘さも露呈した。
ボクシング関係者はこう言う。
「サウスポーが相手の場合、あのパンチは極めてオーソドックスな攻め方で、これまでの内藤なら
よけられたはず。右目の動体視力が衰え、パンチを見切ることができなくなっていたのではないか」
内藤に勝ってライトフライ級に次ぐ2階級制覇を果たした亀田だが、先は見えている。
2009年11月30日発行の日刊ゲンダイより
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