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(>>1より)
「3年前は年500万円くらいの経費を使えましたが、今は100万円ほど。デートや家族との
食事を、かつては経費で落とし高い店に行っていたけど、もうそれもできません」
(中堅制作会社プロデューサー・42歳)
局プロデューサーにも、昔日の勢いはない。
「私は局プロデューサーから独立して、制作会社を興しました。局時代は番組制作費の
5%前後を経費として使えましたね。制作費はバラエティ番組で、かつては3000万円、
今は1500万円が相場。使える経費も半減したということです」(制作会社社長・50歳)
キックバックはどうか。前出・中堅制作会社プロデューサーは言う。
「制作費が潤沢だったときは50万円も100万円もバックしましたが、今は無理。
それでも局のプロデューサーは以前と同じ額を要求してくるから苦労します」
前出・制作会社社長もこう話す。
「かつて同じ職場にいた局プロデューサーの中には、大手芸能プロから『高級車をもらった』
『家をもらった』と自慢する者がいたけど、もう昔のこと。接待ゴルフや高級クラブに行くことも、
めっきり減りました」
●放送日の翌日が怖い
一方、仕事に対する要求は厳しさを増し、猛烈なストレスに見舞われているという。
放送作家の橋本テツヤ氏が明かす。
「放送日の翌日の午前中に、視聴率が分刻みの折れ線グラフで出てくるのですが、
それを見ているだけでプロデューサーの胃はシクシク痛むんです。3回続けて数字が悪いと
広告代理店が乗り込んでくるし、視聴率の悪い番組を3本作ると、局内で『数字が取れない』
というレッテルを貼られますから。私の知るプロデューサーは、過度のストレスからウツ病に
なり、上司から休養を命じられたときはもう手遅れ。その後まもなく自殺してしまいました。
ほかに、制作会社のプロデューサーで、昨年自殺した人もいます。
ストレスのため、太る、禿げる、病に倒れるくらいはまだマシな方なんです」
たとえ持ち堪えても、薬を手放せない生活になる。
(>>3以降へ)