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●「もっと上がったっていい」
巨人の主力選手の契約更改が始まった。
24日に先頭を切って亀井が交渉。7年ぶりの日本一に大きく貢献した5番打者のこの交渉を
報道陣以上に注目していたのが、実は巨人ナインだった。某中堅選手がこう言う。
「カメの更改がある程度の目安になるわけですからね。カメにとって今季は飛躍のシーズン。
球団記録に並ぶ3本のサヨナラ本塁打を放ち、WBC日本代表にも選ばれた。不慣れな一塁守備もやった。
球団との交渉材料には事欠かない。カメが粘りに粘って球団とやり合えば、他の選手もそれに続けますからね」
結果はどうだったか。
亀井は今季の3000万円から倍増となる年俸6000万円で一発サイン。
会見で「もっと上がったっていい。やっとプロ野球選手になれたという思い。まだ1年しか働いていない。
来年、再来年と続けていって何億円プレーヤーという目標に向かって頑張りたい」とニコニコだったから、
前出の中堅選手などはドッチラケである。「あれだけ活躍したカメが倍増というんじゃ、
他の選手は球団に何も言えませんからね」というわけだ。
今季途中から5番打者に定着し、初の規定打席到達。打率.290、25本塁打、71打点をマークした亀井。
2勝2敗で迎えた日本ハムとの日本シリーズ第5戦では、1点ビハインドの九回裏に起死回生の同点弾を放ち、
日本一を手繰り寄せた。確かに交渉材料はヤマほどあった。
FAでメジャー移籍を狙う高橋尚をはじめ、外様との年俸格差に不満を持つ生え抜き選手は少なくない。
例えばオリックスから移籍した谷は、巨人1年目の07年オフに1億5000万円から2億6000万円にアップした前例もある。
日本一を奪回した今オフ、大幅な年俸アップをもくろんで手ぐすね引いて待っていた巨人ナイン。
それなのに、亀井にあっさりとサインされてしまっては、ずっこけるのも無理はなかった。
複数年契約を結んでいる小笠原もこの日、現状維持の3億8000万円で更改。
ラミレスやクルーンなどの高給助っ人とも再契約する巨人は、やっぱり外様や外国人選手が優先。
生え抜きたちの歯ぎしりが聞こえてくる。
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