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<アンタッチャブル>
仲間由紀恵を見ると、どーしても『トリック』の自称天才マジシャン・山田奈緒子を思い出してしまう。
怪しげな事件の真相を暴こうと奮闘する女性記者・鳴海をじっくり見れば見るほど、そのうち
「お前のやったことはまるっとお見通しだ!」と決め台詞を言い出すんじゃないか……と錯覚してしまったり。
今回仲間由紀恵が演じるのは、仕事にも恋愛にも不器用な三流誌『週刊アンタッチャブル』の
女性記者・鳴海遼子だ。疑惑の根源には徹底的に突っ込んでいくアグレッシブな性格から、
いつの間にか世の中の知られざる裏側まで探り当ててしまう……というコメディータッチの
ミステリードラマになっている。
■レギュラー陣が地味すぎ?
ドラマを見た感想は、まあ良くも悪くも無い無難なミステリードラマといったところか。
困ったことに、作品の中にぐっと惹きつけられる要素が見当たらないのだ! 例えば出演者。
毎回、中村獅童や京本政樹、オバマ大統領のモノマネで一躍有名になったノッチなど豪華な
ゲストを迎えているにも関わらず、イマイチ盛り上がりに欠けてしまう。悪く言ってしまえば、
レギュラー出演者が『地味すぎ』なのでは?? ドラマの主人公である仲間由紀恵や要潤は
演技も上手いし安心して見ていられるのだが……なんだか落ち着きすぎていて華々しさがない。
2時間サスペンスドラマのような雰囲気が漂っている。
今回、『クラシック音楽界の美人姉妹』として登場した雛形あきこと櫻井淳子も
美人姉妹としてはちょっと……。まるで絵に描いたようなセレブっぷりには笑ってしまったが、
もしやコメディー要員だったのだろうか?!
アンタッチャブル編集部を翻弄する「名なしの権兵衛」の正体や、世間に着々と根を張る
謎の団体「日本福祉募金振興会」など、ストーリー自体は視聴者を飽きさせない作りと
なっているだけに、このキャスティングはちょっと残念。レギュラー出演者がこのままならば、
せめて美人姉妹役で叶姉妹が出演……くらいの勢いが欲しかったぞ。
ソース:J-CASTテレビウォッチ(11/25 16:23)
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