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映画プロデューサーとして故石原裕次郎さんを世に出した元俳優の水の江滝子(みずのえ・たきこ)さんが
16日に老衰のため死去していたことが21日、分かった。94歳。葬儀は近親者のみで行った。
1915年2月20日、北海道小樽市生まれ。
13歳で東京松竹楽劇部(のちの松竹少女歌劇団)第1期生で入団。
当時ではありえなかったショートカットにタキシード、シルクハットのスタイルで人気を博し「男装の麗人」と呼ばれた。
その後「ターキー」の愛称で親しまれた。
戦後は53年に舞台の第一線から身を引き、日活で映画プロデューサーとして活躍。
70本以上の映画制作にかかわったが、56年「太陽の季節」を製作し、
原作者石原慎太郎氏の弟裕次郎を主役に起用した。
NHKの紅白歌合戦で司会を務め、テレビではNHK「ジェスチャー」や
フジテレビ「オールスター家族対抗歌合戦」の審査員、
テレビ朝日「独占!女の60分」の司会などで人気だった。
93年に生前葬を行い、94年に映画「女ざかり」に出演以降は、公に姿を見せなかった。
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