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特定の地域の人しか知らない習慣、食べ物などを全国に紹介する
日本テレビの「秘密のケンミンSHOW」(木曜午後9時)。関東地区でも16~18%台の日がある高視聴率番組だが、
地方での人気ぶりはこんなものではない。県民に支えられる県民番組、その人気の秘密は? (宮崎美紀子)
「ケンミン~」は二〇〇七年十月にスタート。制作は日テレ系列の読売テレビ(大阪)。
多くの番組は東京の情報を全国に発信しているが、この番組は「地方発→全国」という点が特徴。
これが郷土愛を刺激し、視聴率30%を突破する地方局も出ている。
山形放送では今年九月十日の放送が34・1%を記録。
これは山形での今年度上半期の民放番組のトップで、NHKを含めても「天地人」に次ぐ二位の快挙。
この回は「ヒミツのごちそう」コーナーに、山形の「餡(あん)かけソーメン」が取り上げられた。
富山の北日本放送では、番組内の人気コーナー「連続転勤ドラマ 辞令は突然に…」が富山編だった
五月七日に33・0%を記録。青森放送でも「辞令は~」が青森編だった今年五月十四日が34・3%。
青森にはフジ系列がなくチャンネル数が少ないという事情はあるが、30%超えが何度もあり、
九月十日は37・5%に達した。
くまもと県民テレビでは、東京在住の県民が喜ぶ情報を紹介するコーナー「東京ケンミンニュース」で
熊本が取り上げられた昨年十一月十三日に30・9%を記録。
「辞令は~」が熊本編だった今年四月二十三日も28・9%の高視聴率だった。
各局の担当者が一様に口にするのは「地元ネタは強い」。
山形放送の担当者は「山形の県民性として郷土愛が強いのでは。それに、日本海側と内陸では文化が異なり、
県民同士でも再発見がある」といい、「三世代、四世代の同居率が全国トップクラスで、
家族そろってテレビを見る習慣が残っていることも、人気が高い理由」と分析する。
山形は、昨年十二月に「山形スペシャル」が組まれるほどのネタの宝庫だが、
担当者は「まだまだ無尽蔵にありますよ」。
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東京新聞 2009年11月20日 朝刊
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