09/11/20 08:46:37 0
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福岡県久留米市の久留米競輪場で、野良猫をめぐる騒動が起きている。バンク(走路)に乱入し、
選手たちの邪魔をするのだ。
時速約70キロで疾走中に衝突し、転倒すれば命にかかわる。競輪場を運営する市は猫の捕獲
(殺処分)を検討したが、動物愛護団体が反対。里親探しに切り替えたものの、騒動は収まっていない。
久留米競輪場は、住宅地に囲まれた緑豊かな小高い丘の上にある。
市競輪事業課によると、競輪場の内外に住み着いた野良猫は50~60匹。この2、3年で急増した
といい、職員は「無責任に捨てたり、えさをやったりする人がいて増えたのでは」とみる。
場内へは複数の入り口があるほか、バンクを囲む高さ約3メートルの金網も猫にとっては出入り自由だ。
バンクに入る通路や建物内で目撃するのは日常茶飯事。これまでレース中にバンクへの乱入はないが、
練習中はしばしばで、選手から苦情が出ていた。
昨年10月、ヒヤリとさせられることがあった。レース直前、選手が通る「敢闘門」に猫が侵入し、
職員があわてて追い出した。今年6月にも同じ騒ぎが起きた。
職員は「どこから入るのかはわからないが、敢闘門につながる建物にもよく猫がいると聞く。
そこからではないか」と話す。
競輪やオートレースの振興を図る財団法人JKAは「全国的にも聞いたことがない。非常に危険だ」
と指摘する。久留米競輪場は1周400メートル、コーナーの斜度は30度以上。自転車の速度は
最高で時速約70キロに達するが、ブレーキはない。突然現れた猫を避けるのは至難の業だ。
日本競輪選手会福岡支部長の藤田剣次選手(32)は「バンクに猫が入ってきた瞬間、他の選手にも
知らせ、練習を中断する」という。
-続きます-