09/11/18 20:34:16 0
日本人メジャーで活躍する野手の中で特別な存在になっているマリナーズのイチローとヤンキースの松井秀喜。
1歳違いの彼らは日本でプレーしているときからさまざまな比較をされてきた。
今回のワールドシリーズMVPにより、2人の関係はますますクローズアップされるはず。
そこで、野球を通して日米の文化の違いなどを論じ、『和をもって日本となす』などの
多くの著書があるロバート・ホワイティング氏(作家)に、イチローと松井について
アメリカでの評価の違いなどを語ってもらった。
―松井選手のワールドシリーズMVPは、アメリカにおいてどれくらいすごいことなのでしょうか
(ホワイティング) 第6戦の第4打席で「MVP!MVP!」のコールが起きましたよね。
ファンは、日本人メジャーの松井選手として見ているのではなく、「ヤンキースの英雄」として
見ていました。数年後、ヤンキー・スタジアムで行われるオールスターにほかのスターたちと
ともに松井選手も招待されると思います。彼はヤンキース伝説の英雄になったと思います。
―9年ぶりにチャンピオンの座を手繰り寄せたのが松井選手。
そうです。多くの人がヤンキースは常にチャンピオンでなければいけないと思っている。
松井選手はヤンキースいるべきところに復活させた立役者。MVP表彰式では英語でスピーチを
しませんでしたが、それは関係ない。阪神の助っ人・バースだって、日本語は話せないでしょ?
でも多くの阪神ファンが彼の虜になり、今も人気は高い。松井選手もそれと同じだと思います。
―ところで、マリナーズのイチロー選手は01年にリーグMVPを獲得しています。
―それと、今回の松井選手のシリーズMVPとではどのぐらい差があるのですか?
松井選手が今回のワールドシリーズでやったことは歴史の残ること。
なぜならば球界の盟主をチャンピオンの座に戻したのですから。
しかし、リーグMVPは毎年必ず1人選ばれる慣例です。
(>>2以降に続く)
※本日発売の「週刊ベースボール」掲載「松井×イチロー比較論」(p32-35)より抜粋
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