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八尾ロータリークラブの佐野清さん(75)は、タイの奥地の小学校に平成17年から毎年、図書館を
贈っている。チェンマイのバァーンハイトン小学校から始まった寄贈は今年で5カ所目。今月18日
に首都・バンコクから北東に飛行機で50分、さらに車で山道を1時間というノンカイ村の小学校で
贈呈式を行う。「きっかけは、実は馬なんです」と佐野さんは、はにかんだ。
“馬”とは、佐野さんの持ち馬だった競走馬「マイソールサウンド」。13年の中京競馬場での
デビュー戦(新馬戦)で優勝。17年の阪神大賞典まで重賞5勝をあげ、引退後は京都競馬場の
誘導馬となった。「よく走ってくれたので、その賞金の有効な使い道は何かないかと考えていたら、
バンコクのスラムで出会った子供たちの顔が浮かんだんです」
タイとは約25年前、ビジネスをきっかけにつきあいが始まった。取引先の社長がタイ・ルンビニ
ロータリークラブ会員だったことから仕事以外でも交流が深まり、貧しさから逃れようと地方の村
から一家でバンコクへ出てきた人々がつくるスラムの存在を知る。
「この人たちが、生まれた村で生きていける手助けができたら」。その思いをタイのロータリアン
(会員)に話すと、タイ文部省が識字率向上のため、僻地小学校での図書館設置計画の国際協力
を求めていることを知った。ならば、10年間で10カ所の図書館を贈ろうと決めた。(続きは>>2以下)
(2009年11月16日 15:51)
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