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Jリーグで副審を務めるなど、現役の審判で日本最長となる24年間にわたり、1級審判員として
活躍してきた田中厚さん(50)(富山市在住)が29日、日本フットボールリーグ(JFL)の試合を
最後に引退する。
今後は、県内の少年サッカーなどで審判を務めながら、後進の育成にも力を入れていくという。
「決勝で、主審の笛を吹くことはもうないのか―」。14日の県総合運動公園で行われた
全国高校サッカー選手権県大会決勝の後半30分。強くなる雨の中、腕時計をみた田中さんは、
さみしさがこみ上げていた。
この日は、試合の流れを読み、ファウルをわざと見逃すなど熟練したジャッジを見せた。
「両チームの選手とも素直だった。カードを出さずに済んでうれしい」と振り返った。
学生時代サッカー選手だった田中さんは、選手として限界を感じながらも、今後もかかわり続けたいと、
1985年、26歳で1級審判員に合格。県サッカー協会によると、当時としては異例の若さで、
現在約130人いる1級審判員の中で、登録年数は最長だ。以来、高校教諭を務めながら、
半年に一度の体力テストに合格を続けた。150メートル走20本を毎回30秒以内で走るなど
厳しい基準ががあるテストだ。
99~04年には、Jリーグの審判にも選ばれ、J1・J2のリーグ戦計53試合で副審を務めた。
最も思い出深いのは、試合中に左ひざのじん帯を切った04年のJ1の試合。
優勝を狙う強豪同士の大一番で、大けがを負いながら、最後までピッチに立ち続けたこともあった
。けがでJリーグからは退いたが、「1級で続けたい」の一心で、毎日1時間半トレーニングジムに通った。
「大舞台で、主審として試合をコントロールすることが喜びだった」
しかし、ひざのけがや体力の衰えから50歳となった今年、引退を決意。
29日に行われるJFL佐川印刷―TDK戦で、副審を務めるのが最後となる。
会場は偶然にも24年前、1級審判の試験を受けた京都市の西京極陸上競技場だ。
(>>2以降に続く)
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★1が立った時間 2009/11/15(日) 21:23:39
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