09/11/13 22:23:08 0
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今大会はアジアシリーズ廃止の回避策にほかならない。
「アジア王者」を決める理想と裏腹に、同シリーズは開催元年の２００５年から盛り上がりにかけた。
東京ドームで行われた過去４回はすべて日本球団が優勝したが、スタンドは空席が目立った。
昨年から冠スポンサーが撤退して赤字に転落。従来方式なら２年続きの赤字が確実で、廃止も検討された。
だが、韓国、台湾、中国から「シーズン初めに『東京ドームへ行くぞ』
という気持ちが選手のモチベーションになっている」と強い反対の声が続出。
プロ野球の興行を誘致したい地方都市が多く、長崎など４都市が熱心に名乗りを上げたことも、
規模を縮小しての継続開催につながった。
「赤字開催は難しいが、アジアの国際試合の火は消したくない。
今回は１試合になるが、中国と台湾の了解も得た」と日本プロ野球組織（ＮＰＢ）の加藤良三コミッショナー。
採算性を検討した結果、ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で激しく火花を散らした
日韓による１試合の大会を実施することで落ち着いた。
台湾は来年に日、韓、中を招いてアジアシリーズを地元開催したい意向を持つが、資金面などの課題は多い。
最終目標であるアジア王者と、米大リーグのワールドシリーズ王者による「真の世界一チーム決定戦」の実現は遠く、苦境が続く。