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立浪 ミスタードラゴンズが「就活」に東奔西走
不景気が直撃
本人にしてみれば「こんなはずでは……」という気持ちではないか。先日、２２年間の
現役生活にピリオドを打った中日・立浪の「再就職活動」が難航しているという。
立浪といえば、言わずと知れた「ミスタードラゴンズ」。ＰＬ学園から１９８７年のドラフト１位で
中日に入団後は、チームの生え抜きとして活躍。０３年には２０００本安打を達成するなど、
輝かしい実績を残し、中日の次期監督有力候補の呼び声が高い。
来季は評論家として新たな一歩を踏み出すことになっており、手始めに先日の日本シリーズ
ではテレビのゲスト解説者を務めた。その立浪がなぜか「就活」に苦労しているというのだ。
在京放送局の関係者がこう言う。
「中日入団当時の監督だった星野仙一氏の推薦でＮＨＫの解説者を狙ったが、度重なる
女性問題や週刊誌などで報じられたクスリ使用疑惑などを嫌ったＮＨＫ側がやんわり拒否。
そこで、ウチを含めた在京キー局に売り込みがあったが、どこも同じ理由で断ったようです。
最後の頼みだった地元放送局も『ギャラの高さ』を理由に専属契約を結ばなかったといいます。
そんな状況を見かねた地元放送関係者が、名古屋の民放各局で使っていこうということに
なったようです」
立浪のテレビ解説者としての一本あたりのギャラは３０万円から５０万円といわれる。
幸い、紙媒体は中日の系列スポーツ紙と契約を結べるようで「食いっぱぐれ」はないようだが、
これまでのツケで全国レベルの仕事は「ゼロ」かもしれない。
2009年11月11日発行の日刊ゲンダイより
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