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◆日本―南アフリカ(14日・ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム)
日本代表のエスパニョールMF中村俊輔(31)が世界一危険な都市ヨハネスブルクでの単身宿泊を経て、
南アフリカ戦前日の13日に現地入りという強行軍で試合に臨むことが、11日に分かった。
当初は12日夜にチーム合流予定だったが、乗り継ぎ便がなく、
緊急措置を強いられた俊輔がイバラの道を踏みしめる。
不動の司令塔・俊輔に待っていたのは前代未聞の強行軍だった。
エスパニョールのマウリシオ・ポチェッティーノ監督から、11日夜の国王杯ヘタフェ戦出場を要請された俊輔。
岡田武史監督(53)との直接会談の結果、12日夜に南ア戦の舞台ポートエリザベス入りし、
決戦準備を整える予定だったが、二転三転の事態が待っていた。
「バルセロナから12日中にポートエリザベスに入れる便はありませんでした」と、代表関係者は嘆息。
俊輔自身も12日夜の現地入りを想定したが、試合前日の13日午前11時に決定。
12日夜はヨハネスブルクに宿泊することも決まった。空港から狙いを付けたセレブや富裕層を追跡し、
強盗や殺人などに及ぶ重犯罪が多発する世界で最も危険な都市で、チームを離れた宿泊はそれだけでリスク。
チームは12日夜、ヨハネス空港までスタッフ1人を“ボディーガード役”として派遣する異例の措置を決めた。
一方、岡田監督と俊輔、メディカルスタッフの協議の末に決まった移動も過酷そのものだ。
ヘタフェ戦終了は11日午後10時予定。一時帰宅後、息つく暇もないままに深夜4時にはバルセロナ空港に出発予定という強行軍だ。
「12日の夕方にバルセロナを出て機中泊と、ホテルで眠ること、どちらの方が体調維持に有効か話し合った。
機中泊では安眠できないことも多い」と代表関係者。
「選手にとってはスタジアムでも一度でも本番仕様を経験しておくことは違う。
いい経験だ」と岡田監督は語る。
W杯本大会の開催都市でもあるヨハネスの緊迫感漂う夜の空気を事前体験することができるのはせめてもの朗報か。
死線を越えて俊輔が運命の地にたどり着く。