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ドラフト1位が遠くなった斎藤佑樹の「悲劇」
「斎藤の球は見切った。低めの変化球だけ見逃すかカットして、
あとは威力のないストレートに狙いを定めれば、簡単に攻略できる」
ハンカチ王子こと斎藤佑樹(早稲田大学3年生)と対戦したチームの監督は、
「もはや斎藤は脅威ではない」と口をそろえる。
9月12日から開催された東京六大学野球は、11月1日、明治大学の優勝をもって幕を下ろした。
早稲田大学は31日、1日の慶應大学との2連戦に連敗し、5年ぶりとなる4位に終わった。斎藤は
慶應戦で2連投したが、31日は先発で4回3失点でKOされ、1日は最終回1失点と冴えなかった。
「斎藤君は立ち上がりが悪くなったね」と明治大学の善波(よしなみ)達也監督が評するように、
今季はとにかく斎藤の不調が目立った。10月10日の立教大学戦で通算25勝目をあげて以来、
5試合連続で勝利を逃し、防御率は3・08まで落ち込んだ。
「大会終了後に発表されたベストナインには、例年なら必ず選ばれていたのに、
今季は有効投票数21票のうち、斎藤には1票も入りませんでした」(スポーツライター)
なぜここまで不調なのか。冒頭のように、相手チームの斎藤研究が進んだことも一因だが、
「好調時のフォームを忘れてしまったのでは」と指摘するのは、斎藤を狙うスカウトの一人。
「今季は試合中に歩幅を変えたり、何度もフォームを確認していた。フォームを変えたのでは
なく、好調時のフォームを忘れたといったほうが正しいね。本人に尋ねたところ『高校時代の
フォームがベストだったんですが……』といまの投球に納得がいっていない様子でした」
140㎞を出そうとすれば球が高めに浮いてしまい、制球を重視すれば軽い球になるという
悪循環に陥っており、これではドラフト上位指名のレベルではない、とこのスカウトは
辛辣(しんらつ)だ。実際スカウトの間では、斎藤ではなく、同じ早大の投手・大石達也に
注目が集まっているという。
当の本人は、敗戦後でも「調子は悪くなかった」と強気だが、ドラフトイヤーを目前にして、
王子にも試練の時が訪れたようだ。
(>>2以降に、関連スレ)
週刊現代2009年11月21日号より
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