09/11/10 15:16:19 0
三浦春馬主演の『サムライ・ハイスクール』(日本テレビ系)。フジテレビ系
『オトメン(乙男)~秋~』の岡田将生と、今や”2大美少年”をはる三浦。
色白でキリリとしたまなざしは何とも若侍みたいでカッコいいのは認めるが、
コミカルな演技はいまひとつ。それよりも、元々気弱な少年がサムライに変化して
強気になるというアナログな設定にびっくり。
なんでも草食から肉食にすればいいってものじゃあないでしょう。
はっきり言って、見せられる若い子が気の毒になる、軽いノリばかりが目立って
テーマが見えてこないドラマ。「オトメン」や「イケパラ」など、本来フジテレビ系が得意とする
ジャンルだが、KAT-TUN・赤西仁が松竹梅魅録 に扮した「有閑倶楽部」など、
日本テレビ系も時々この手の失敗を”やらかす”。
ま、それなりに面白ければいいのだが、前クールの『華麗なるスパイ』(長瀬智也主演)が
ノリノリだったがために、『サムライ・ハイスクール』の若すぎるキャストがなんとも
うすっぺらい印象を与える。
両方出ている使いまわしヒロインの杏の歌が上手かったり、城田優が『交渉人』同様、
変な役に挑戦したり、脇は若手なりに器用に頑張っている。しかし、肝心の三浦春馬の演じる
元の小太郎が、何をやってもダメな草食系男子に見えないのが残念。
どう見ても元から要領のいい利口な子に見える。サムライになった方の三浦もヘアメイクが
少し変わっただけで地味だし。そもそも、侍=肉食系男子って発想がおかしいと思うのだが。
こういうギャップを表現したストーリーは、いかに強気なキャラより元の弱気な
キャラの魅力を引き出すかがカギ。「男の子の魅力って何?」と、問われたら
多くの女の子が「やさしさ」と答えるのではないか。
主人公の高校生にサムライの人格が出て初めてわかった元の人格の良さ。
ドラマのつくり手はそれを分かっているのだろうか。
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