09/11/07 16:59:08 0
3日のJBCデー。先週の当コラムでも予告したとおり、私は当日の名古屋競馬全レースを実況させていただき
ました。
終わってみれば「いけない!」、「しまった!」の連続。決してアガっていたわけではありませんが、平常心では
なかったと思います。お聞きいただいたみなさんに申し訳なく、情けない気持ちで一杯になりました。
でも、名古屋から東京に戻る新幹線の車中で、大先輩の吉田勝彦アナウンサーから「落ち込む理由は何もない!
胸を張って帰ってください」というメールを頂戴しました。感謝感激。これを機にさらに精進する所存ですので、
どうか今後もなにとぞよろしくお願いいたします。
それにしても、大舞台ではちょっとしたミスが命取りになる、ということを改めて思い知らされている今日この頃
です。メジャーリーグのワールドシリーズやプロ野球の日本シリーズを見ていてもしかり。敗因を突き詰めると、
必ずと言っていいほど、ミスに行き当たります。これは、どんな仕事にも通じることでしょう。
八百長をしない限り、ミスをしようと思って犯すミスはありません。同じミスを繰り返さないように、ということも、
みんなわかっているはずです。それでも、同じようなミスは起きます。大事なところでミスを犯すか犯さないか。
それが実力のあるなしにつながるのかもしれません。
そこで、できるだけミスを犯さないようにと精進するわけです。ところがこれは、初めにミスありき、の精進。それ
とは逆に、「なぜあの時はうまくいったのか」を考えて、そこから成功例を増やし、相対的にミスを少なくする、
という精進の仕方もあります。
それに気付かされたのは、とあるテレビ番組で耳にした、今は亡き往年の大投手・稲尾和久さんの言葉。「人は、
ダメだったときの反省はよくする。でも、よかったときの反省もしなさい」というものです。「よかったときの反省」
とは、先に書いたように、「なぜあの時はうまくいったのか」を考えること。その理由がわかれば、あとはそれを
再現する、あるいは、よりよいものに昇華させるための精進を積み重ねる。そうすれば、ミスは少なくなり、成功が
増えるはずだ。
ソース(記事の続きは>>2以降)
URLリンク(netkeiba.com)