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将来のメジャー挑戦を視野に入れる菊池自身にとっても、
西武は願ってもない球団といえそうだ。
ドラフト直前まで、メジャーか、国内かで悩み、「日本の方全員に認められてから
世界でプレーしたい」とも語った菊池。FAでメジャーへ行く権利を
得るには、最低でも9年かかる。その点西武には、、松坂(現レッドソックス)を在籍8年間で
FA権取得前にポスティングシステムでメジャーへ送り出した“実績”がある。
菊池にしても、今すぐ渡米ならマイナーリーグからのスタートは必至。
西武で来季、いきなり活躍し、新人王でも獲ろうものなら、黙っていても「今度はメジャー契約で」
というオファーが舞い込むだろう。
また、松坂のメジャー移籍の際には、入札金約60億円(実際には法人税などで
約4割を差し引かれ、約36億円)を手にした西武にとっても、決して悪いビジネスではなかった。
仮に西武が近い将来、菊池でもう一度…と考えるなら、菊池にとって
“最もメジャーに近い球団”といえそうだ。
さらにドジャース、メッツでメジャー在籍4年の石井一久がいて、経験談は
聞きたい放題。同じくメジャー志向が強いといわれる中島、涌井らもいて、刺激にはこと欠かない。
現在西武が獲得を検討中で、菊池が尊敬する選手でもある工藤(横浜を自由契約)が入団すれば、
こちらも毎オフのように米アリゾナ州で自主トレを行い、メジャーの名投手ランディ・ジョンソンらと
親交があり、メジャーへ行かずしてメジャー通になれる。
もともと清原、松坂ら「金の卵」といわれた鳴り物入りの高卒新人をきっちり
球界の顔に育て、一方でアマ時代にはそれほどの有望株とはいえなかった松井稼頭央、
中島、中村らも鍛え上げており、育成能力には定評のある球団。西武のユニホームを着て
パ・リーグを沸かせた後は、何年後に海を渡るのかが注目されるようになるはずだ。
ちなみに、菊池はメジャーにあこがれる一方で「西武の本拠地は埼玉。
自分は田舎者なので心配です」と不安をのぞかせたが、埼玉県在住の記者が断言しておこう。
所沢は12球団の本拠地で最も“田舎”。ご心配なく。
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