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25日、東京・秋葉原で開催中の「秋葉原エンタまつり2009」で、1983年に公開された
アニメーション映画『幻魔大戦』のブルーレイディスク発売を記念した上映会が行われ、
りんたろう監督と井上伸一郎角川書店社長がトークショーを行った。
いまから25年以上も前の話ということもあり、会場に来るまでの電車の中で当時のことを必死に
思い出そうとしてきたというりんたろう監督は、「当時は、映画は映画会社が作るもので、書店が
映画を作るなんてなかった」と語り出すと、「それまでは僕自身にもどこか、アニメは30分枠のもので
十分だという考えがあった。でも、(プロデューサーを務めた角川)春樹さんから話をもらって、
やるからにはキャラクターもスタイルもまったく新しいものを作ってやろうと思った」と、当時の状況を回想。
井上社長から「『幻魔大戦』のキャラクター作画は、大友克洋さんが担当されているんですよね。
いまでこそ大友さんといえば有名ですが、当時はまだマイナーな存在だったように記憶してます」と、
水を向けられると、次第に鮮明に思い出してきたのかトークも熱を帯び始め、
「そうそう、知る人ぞ知るという存在でね。たまたま目にした挿絵に惹(ひ)かれて、その1枚を持って
春樹さんに『キャラクターは彼でやりたい』と言ったんですよ。でも、彼を口説き落とすには喫茶店で
3時間もかかってね。自分の絵をアニメにできるのかって不安がってた」
と若き日の大友克洋の姿を明かして観客の驚きを誘った。
(続く)
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