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終了の笛が鳴り響くと、大分の選手は次々とピッチに崩れ落ちた。
「苦労してJ1に上がったのに…サポーターに申し訳ないです」。主将のFW高松は、
目を真っ赤にして言葉を絞り出した。
J1残留には勝利しか許されない一戦。スタートは最高だった。前半6分。MF高橋の
シュートで先制。退場者を出して1人少なくなった京都を圧倒するかにみられたが、
同21分に守備陣のミスから同点弾を献上すると、ゴール前で守備を固める相手に
しのがれた。
クラブはシャムスカ前監督(44)のあとを受け、14連敗からチームを立て直した
ポポヴィッチ監督(42)を評価。関係者が「続投は既定路線」と話すなど、来季も
指揮を執らせる方針を固めている。一方、MF金崎、日本代表GK西川ら若手の
主力には複数のクラブが興味を示しており、争奪戦が展開されれば主力の
大量流出は避けられない状況。来季も厳しい戦いを強いられそうだ。
高松は「自分が先頭に立ってJ1に上がれるようにやっていきたい」と残留を示したが、
西川や金崎は「先の事は考えられない」と、呆然(ぼうぜん)とした様子でバスへと
乗り込んだ。
昨季はナビスコ杯を初制覇し、リーグ戦4位と優勝争いを演じたが、今季は開幕から低迷。
県リーグからスタートしたクラブは初の降格となる。九州で唯一のJ1が、舞台から姿を消した。
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ポポヴィッチ監督は「ユベントスも降格したことがある。侍もそうだし、日本人は前向きな人種。
魂を持ってこれからもやっていく」と話した。しかし、名古屋がMF金崎の獲得に関心を示し、
DF森重やGK西川らも他クラブの標的となっており、今オフは草刈り場となる可能性が大きい。
再昇格への道は険しい。
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J2降格が決まり涙に暮れる大分・高松(右はポポヴィッチ監督)
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