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20年に一人の逸材といわれ、日米20球団以上が争奪戦を繰り広げるという
岩手・花巻東高校の菊池雄星。実は、意中の球団はすでに決まっているのだという。
日本では、巨人と広島を除く10球団が競合する可能性が浮上している。
仮にそうなれば89年の野茂英雄が、90年の小池秀郎の8球団を上回り、
史上最多の競合となる。
19日からメジャー球団との面談が始まっているが、本人はマスコミの取材に対し
「日米どちらでプレーするかはまだ決めていない。五分五分だ」と説明。
日本の球団に入る可能性も示唆した。だが実際、菊池の思いは海外にあるようだ。
スポーツ紙記者の話。
「菊池は親しい友人たちに俺は『Ｄ』に入るとイニシャルで答えているようなんです。
中日ドラゴンズかと思いきや違う。メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースです。
中学高校時代の恩師とドジャースのスカウト幹部が懇意で、
ドジャースは早い段階で菊池の両親とも接触。金銭面や育成面について熱心に話合っていますから」
さらにドジャース入りが現実味を帯びているのは、こんな噂まで飛び交っているからだ。
「メジャーのチームは日本の球界のルールに縛られない。金銭面で何らかの〝誠意〟を
示すこともできます。高校の佐々木監督はメジャー行きを推奨しているようですが、
彼にドジャーススカウトが〝誠意〟を見せることだってできる。メジャー有利は揺るがない」
カネに見合った活躍ができるか。
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