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ＣＳ第２ステージの登板回避が決まっている日本ハム・ダルビッシュ有投手（２３）が２０日、
楽天・田中に“毒ガス”を吹っかけた。
ソフトバンクとの第１ステージの２戦目に完投勝利し、勢いに乗るマー君について
「（好投は）あの１回だけですよ」とニヤリ。０８年北京五輪、今年３月のＷＢＣでともに
日の丸を背負い、親交が深いからこそ出たジョーク交じりの辛口だった。
エース不在の日本ハムは苦しい戦いが予想される。それでも、当の本人は勝算を見込んでいる。
「今もピリピリした感じがないし、いい雰囲気。それがこのチームのいいところです」。
ＣＳは４年連続の出場。豊富な経験があるからこそ、大舞台を直前に控えても平常心を
保てている。
この日、エースは誰よりも早く札幌Ｄのグラウンドに出てランニングを開始。
腰痛は芳しくなく、投球練習再開のメドは立っていない。チームに貢献できない立場から
「本当はここにいるのは嫌なんですけどね」と本音もポロリ。
ただ、エースとして逃げるわけにもいかない。
「今、ここで（チームを）抜けたらやっぱり後悔すると思う。応援するしかない」とサポート役に
徹する決意だ。
主将の稲葉は「投手陣は厳しい状況だと思うけど、全員の力で勝ち取りたい。そして、
日本シリーズでダルに投げてもらいたい」と言い切った。
レギュラーシーズンも最後はダルビッシュ抜きで優勝を決めた。
リーグ王者の底力でエースにもう一度、マウンドを用意する。
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