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リングに金網を設置して開催される「ＤＲＥＡＭ．１２」（２５日、大阪城ホール）の追加対戦カード発表会見が１９日、
都内・ラフター７にて行われた。まずゼルグ“弁慶”ガレシックとの対戦を予定していたメルヴィン・マヌーフが
右上腕筋断裂により同大会を欠場。替わりに「ＤＲＥＡＭ．１１」にも出場した桜庭和志が連続参戦し、弁慶との
金網マッチに臨むこととなった。ほかにも柴田勝頼vs.石澤常光のプロレスラー対決、ＤＲＥＡＭウェルター級王者
マリウス・ザロムスキーvs.ペ・ミョンホ、期待の若手マッチ・藤原敬典vs.宮下トモヤの計４カードが新たに追加された。
参戦が決定した柴田、藤原、宮下が意気込みを語ると、笹原圭一ＤＲＥＡＭイベントプロデューサーは「柴田選手の
対戦相手である石澤選手が来ております」と告げた。報道陣が固ずをのんで見守っていると、現れたのは石澤の分身
“ケンドー・カシン”風のマスクをかぶった桜庭だ。柴田とけん制し合ってから着席すると、マスクを脱ぎ捨てて
「いつもこれです！」と絶叫。前回の緊急参戦と同じく、試合まで１週間を切っての出場決定に抗議の意思を示した。
笹原ＥＰは構わず「時間のない中、手を挙げてもらってかっこいい。感謝している」と桜庭を持ち上げる。それでも桜庭は
「おととい試合したばっかり（実際には６日）。強制です。おかしいです」と納得していない様子。「試合をするつもりは
ありません！ 僕は一切手を挙げていません」と出場拒否をにおわせた。しかし、これも桜庭一流の盛り上げ策であろう、
言葉とは裏腹に会見中は普段どおりのにこやかな笑みが印象的であった。
ここからは「もし参戦するとしたら」という但し書きのつく質疑応答に突入。まず金網マッチとなることについては
「昔やったことあるけど（１９９７年「ＵＦＣ Ｊａｐａｎ」）、リングの感じが全然違うというのを覚えている」と語る。
対戦相手の弁慶は「動きが止まらなくて、“うるさそう”な選手。軽量級ぐらいの速さがある」と０８年ＤＲＥＡＭミドル級ＧＰ
ベスト４の実力を警戒した。短いスパンでの連戦、久々となる金網マッチと見どころの多い弁慶戦。桜庭はいかにして
切り抜けてみせるのか。
>>2-以降に続く