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◆ 競合の可能性も「それだけの価値」 ◆
広島は２９日のドラフトで、今春センバツＶ腕の清峰・今村猛投手（１８）を１位指名することを決めた。
この日、１位候補に挙げていた花巻東・菊池との面談で、今ドラフトで指名しないことを伝えた。
菊池指名での史上まれにみる争奪戦の可能性によるリスクを考え、１５日に開いたスカウト会議で決断。
花巻東高で菊池と面談した東北地区担当の近藤スカウトが「ウチは指名しないことが決まりましたので、
その報告に来ました。ぜひ、日本でプレーしてください」と伝えた。
センバツを制した１５２キロ右腕について球団首脳は「今村君も他球団との競合の可能性はある。だが、
それだけの価値はある逸材」ともちろん菊池と同等レベルの高い評価をしている。地元九州のソフトバンク
との競合の可能性が高いが、３年前、田中（楽天）を回避して前田健を一本釣りで獲得したように、広島は
より確率の高いＶ右腕に狙いを定めた。
また、今村を指名できなかった場合は法大・二神、敦賀気比・山田らの指名に切り替える。
スポニチ大阪
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