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広島の秋季練習が16日、マツダスタジアムで始まり、野村謙二郎新監督が
動きだした。背番号を披露する機会はなかったが、約2時間の練習を見て
「監督はやることがいっぱいある」と感想を話した。この日は打撃練習など
軽めのメニュー。「苦しさの中でこそ得るものがある」と徐々に内容を濃くして、
独自色を出す方針だ。
チームの改革には早速取り掛かった。一塁手の栗原に三塁を守らせて熱心に
指導。野村新監督は「確定ではないが、三塁に回った方が、チーム力が上がる」と
説明した。栗原も「自分の形がしっかりつくれるように」と戸惑いはあまりなさそうだった。
広島は今季、12年連続でBクラスとなる5位に終わり、低迷が続いている。
チーム再建への切り札として託された12球団で最年少の43歳。「守備や走塁を
強化していきたい。選手には厳しいキャンプになる」とあふれる情熱を抑え
きれないようだった
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栗原を指導する野村監督
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