09/10/14 11:40:04 0
ノムさんが造反男の謝罪を突っぱねた。
練習前には野村克也監督（７４）が、監督批判で登録抹消されたトッド・リンデン外野手（２９）から
謝罪されたが「反省の色がない」と受け入れなかった。リンデンも逆ギレするなど、
杜（もり）の都のドタバタ劇は収まる気配がない。
澄み渡る空とは対照的に、その心は晴れないままだ。「目を見りゃ分かる。謝ってないよ。ダメ。
反省の色がない」。クラブハウスの監督室でリンデンの謝罪を受けたノムさんだが、厳しい言葉が
口をついて出た。
リンデンは１０日の日本ハム戦での先発落ちに腹を立て、野村監督に「今日はサンキュー」
と親指を立てて挑発。橋上ヘッドにも「クレイジー」を連呼するなどの首脳陣批判で、
翌１１日に出場選手登録を抹消された。
リンデンは「クレイジーの意味が、日本とアメリカでは違う」と釈明。だがハーフパンツとＴシャツ姿に加え、
反省のない態度にノムさんは「何だ、その目は。子を見れば親が分かる。お前の親は何しとるんや」と指摘。
これにリンデンは怒りをあらわにしたという。
「後は球団にゲタを預けた」とノムさん。だが会談後、球団はタクシーを数カ所の出口につけて
報道陣を引きつけ、リンデンの“逃亡”を手引き。０６年に日本ハム・金村（現阪神）が、監督批判で
プレーオフのメンバーから外れ罰金２００万を科せられたが、今回は「抹消がペナルティー。
ＣＳ第２ステージへ向け２軍調整となる」（球団関係者）と大甘裁定。指揮官と球団の事態認識に、
明らかなズレが生じている。
練習開始直後に、ノムさんは「ＣＳの切符をつかんでくれて感謝している。
みんなで手にしたＣＳを生かすために、最高のコンディションで臨んでもらいたい」と円陣で訓示。
必死にチームの機運を高めようとした。
それでも、直後に自身の解雇通告に触れ「前代未聞。何でクビなのか分からない。
こんな不愉快な気持ちでクライマックスシリーズを戦わなければならないのは非常に残念」と、
改めて球団への恨み節を口にした。
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