09/10/13 17:45:18 0
日本代表には先を見据えた若手選手を選ぶべきだ
リオと東京の五輪招致の差
日本代表の話をする前に、2016年オリンピック招致の話をしたい。
マドリードとリオデジャネイロの決選投票では、ラウール(スペイン代表FW)と
ペレ(元ブラジル代表FW)が重要な役割を果たしていた。
12年ロンドン大会決定(05年7月)の時には、ベッカム(イングランド代表MF)の姿が
あったと記憶している。
それに対して東京にはサッカー選手の姿はなかった。中田英寿はいなかったし、
当然、私にもそんな話はなかった。
世界のスポーツ界で、サッカーほど影響力のあるものはない。その国を代表し、
国際的にも知られた選手が、必ずこうした招致活動に登場する。
一部にイチローをというアイデアもあったというが、野球選手では意味がないのだ。
なにしろ野球はオリンピックの種目でもないのだから。
オリンピックの話を持ち出したのは、リオの勝利の意味を言いたかったからだ。
ブラジルは14年にW杯を、2年後にオリンピックを開催する。世界の2大スポーツ大会を
立て続けに開催することになる。ここで問題にしたいのは、なぜ日本サッカー協会が
「東京」と強力なタッグを組まなかったのか、という疑問だ。
16年のオリンピック招致と18年のW杯招致をセットで考えることができたら、たとえば
国立競技場を「サッカー専用競技場にする」あるいは「10万人規模にする」改装計画も、
国民の理解を得られたろうし、東京への関心を盛り上げることもできたはずなのだ。
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ゲンダイネット 釜本邦茂コラム
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