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(>>1より)
よく勘違いされているが、同誌には、基本的にいわゆる高級ブランドは登場せず、
「かわいいものをできるだけ安く」という発想が根本にある。事実、郊外型ショッピングモール
に入っているギャル系ショップの商品は驚くほど安い。「小悪魔ageha」を愛読している地方
のキャバクラ嬢は、消費のためではなく生活のために働いている。ぜいたく品に囲まれた
消費社会に対して嫌悪感を抱き、自分の生活水準にふさわしい消費をしていくという、
ある意味で堅実な生き方を選択しているので、「格差」を意識することがまったくないのである。
このような地方の若者たちの、「ヤンキー文化」と「地元志向」について話をすると、
暴走族も最近ではすっかり見かけなくなったし、今は「ヤンキー」などいないではないかと
思われる方も多いだろう。しかし、彼らは姿を変え、着実にその数を増やしている。
それは、Jリーグのサポーターだ。
1993年ごろ、暴走族が急激に減って代わりに増えたのが、Jリーグのサポーターだと
いわれている。地元の友人たちとつるみ、地元の恋人と付き合い、地元のチームを
熱狂的に応援して、試合が終われば地元で酒を飲んで騒ぐというスタイルは、
「ヤンキー」には非常に受け入られやすいものだったからだろう。
事実、某チームの初期サポーターは暴走族から転身した者で占められていた。摘発が厳しく
なってこれからどうしようと悩んでいた矢先に、Jリーグが誕生。なにやら面白そうじゃないか
ということで、そのまま鞍替えしたのである。暴走族というのは基本的に男社会で女人禁制。
「レディース」という女性のチームもあるが、基本的に男たちの下部組織で、暴走行為を
する際にも、「男の前を走ってはいけない」という厳格なルールがある。これをそのまま
受け継いだので、このサポーターグループも当初は女性がスタジアムへ応援に訪れるのに、
男性メンバーの彼女にならなくてはいけないなどの「規則」があったという。
(>>3以降へ)