09/10/05 13:51:59 0
「この世界に入って、改めて“彼”のすごさを思い知りましたねー。
50歳を前にしても、人を笑わせるという使命のためなら、
誰が何と言おうとキャラクターを絶対に曲げないっていうのは本当に
スゴいことだぞ、って。
何十歳も年上の人から“彼”の全盛期の話を聞かされるたびに、
『そんなに大物だったんだぁ』って思い知らされるんですけど、実感は全然ないんですよ。
だって“ほの”はリアルタイムでその時代を知らないし。なんか『伝統芸能』みたいな感じ、あはははっ」
父、石橋貴明が“ほの”のもとを去ったのは1998年。当時、“ほの”は小学生。心の傷は小さくなかった。
だからこそ、父を“彼”と呼び、「憎む気持ちは今でもある」と言い切る。それでも、父と同じ
芸能界に入ることに躊躇はなかったという。
「将来、何になるかなんて考えるまでもなく、物心つく前から大人になることイコール
芸能界っていうくらい(芸能界入りが)当然のことだったんです。『お花屋さん』とか『ケーキ屋さん』とか
目をキラキラさせる周りの女の子がホントに疑問でしたね」
父のいる芸能界にしか選択肢を見いだせなかったというのも皮肉だが、
16歳で初めて女優を目指す意志を父に告げると、頭ごなしに猛反対された。
それで余計に意志を固くしたというから、頑固さはやはり父譲りだ。
「もう、ケチョンケチョンでしたね。何の根拠もなく『お前にはムリだ』って、
とにかく反対反対。『パティシエになれ』とか『幼稚園の先生だ』とか本気で言うんですよ。
でも私は、自分が本当にやりたくて好きだと思える仕事でしか、苦しいときに乗り越えられない。
だから、あのとき『もう、この男にはゼッテー相談しねぇ』って固く心に誓って、それ以降一言も
相談しないままデビューしたんですよ。もう1回反対されたら、心が折れちゃったかもしれないじゃないですか」
デビュー映画「はりまや橋」のオーディションで“ほの”は、石橋の娘であることは一切明かさなかった。
純粋に、演技力と勘の良さが評価されて合格したのだ。
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