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女優・沢尻エリカ（２３）に契約解除を通告している大手芸能事務所、スターダストプロモーション
（東京・渋谷区）が２日、所属タレントに対し、本人同意の上での薬物検査を実施すると発表した。
押尾学被告（３１）、酒井法子被告（３８）ら芸能界に薬物事件が続発していることを受けての
緊急措置で、自主的に大規模な検査を行うのは芸能界でも初めてとなる。
スターダストが行うのは薬物のほか、妊娠検査キットなども販売する米イノベーコン社製のもので、
ＦＤＡ（米食品医薬品局）の認可を受けている。簡易検査のため、陽性だとしても「１００％クロ」とは
言い切れないが、精度は極めて高いという。捜査機関などでは、その後に再検査を行う。
厚労省によると、検査キットは日本の薬事法には抵触しない。国内に持ち込むことができ、
主にインターネットを通じ、欧米のキットが日本でも販売されている。
１回の検査で大麻、コカインなど５種類以上の薬物使用を判定できるものもある。値段は６０００円程度から、
３万円近くするものもある。尿で検査するものが主流だが、唾液（だえき）で判定できるキットも出回っている。
日本では現在、三菱化学メディエンスが薬物検査の唯一の専門機関で、今年４月、
日本相撲協会が行った薬物の抜き打ち検査では検体が同社で調べられた。
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