09/09/28 22:11:37 0
当たりにもマケズ、走りにもマケズ―。
先のオランダ遠征において最も評価を上げた選手は誰か、と聞かれれば、迷うことなく
左サイドバックの長友佑都を挙げたい。
世界と比べると日本人プレーヤーが見劣りするフィジカルの部分で、オランダとガーナを
相手に彼はよく張り合っていた。
特筆すべきは、時間をかけずにトップスピードに入り、プレーが出来ていた点。
ファンペルシーやロッベン、あるいはガーナのムンタリの仕掛けについていく守備の面で
発揮されただけでなく、その能力は攻撃面でも十分に活かされた。
オランダ戦で言えば、前半36分のプレー。長友は味方がカットしたのを確認すると、
低い位置からトップスピードで駆け上がって左サイドで対峙していたファンデルヴィールの
裏を取り、遠藤保仁からのパスを受けた。ファンデルヴィールとの1対1になったが
ボールを失わず、カバーに回ってきたデヨングに激しいタックルを浴びせられるまで
止まらなかった。このプレーでデヨングの警告を引き出している。
ガーナ戦でも同じような場面があった。前半44分、ペイントシルとの1対1で、長友が
スピードに乗って突破しようとしたところを相手が無理やり止めた形となって、ここでも
イエローを引き出してセットプレーのチャンスをつくり出した。
欧州遠征2試合で相手のイエローカードは4枚。そのうちの2枚は、スピードに乗った
長友のプレーに起因しているのである。
この、トップスピードに素早く引き上げる長友の特性は、6月までのW杯アジア最終予選では
見られなかったものだ。最終予選当時の映像とオランダ遠征の映像を見比べてみると、
走り方にやや違いがあるのが分かる。走る歩幅が短くなり、重心は幾分、低くなっている。
続きは>>2-5くらい
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